このところ話題になっている、エルドラージ対策を纏めてみた。


○エルドラージストンピィのデッキ性質○

そもそもエルドラージストンピィは、太鼓親和の延長線上にあるデッキである。
http://www.hareruyamtg.com/jp/k/kD027423/

これは、当時大会で4~5回入賞した僕のリストで、たまたま晴れる屋で勝った時のリストがまだ残っていたので貼ってみた。
これと比較して、エルドラージデッキの弱点を洗い出してみよう。


△メタゲーム△
当時のメタゲームは、カナスレ、マーベリックがトップメタで、フェアデッキ有利のメタゲームだった。
コンボ系は、ANT、次点でリアニ、ドレッジ、エルフが強い時代だった。

なので、圧倒的にフェアデッキにマッチする試合が多く、そういったデッキより速く挽回不可能な場を構築する事が出来た親和は、当時の環境では勝ち続けられる有利なデッキだった。

今の環境は、この当時と少し似ている。
フェアデッキが強い環境なので、エルドラージはそういったデッキに当たれば勝てるのである。

では、エルドラージのキープ基準を太鼓親和と比較して見ていこう。


△エルドラージのキープがなぜ強いのか△

比較して見ていこう。

※親和のキープ基準※
太鼓親和では、土地(あれば)、マナソース、クリーチャー(2~3枚)、その他でキープする。
やることは、1ターンの間にクリーチャーを2~3体ばらまいて、頭蓋囲い、もしくはエーテリウムの達人で圧殺するだけである。

★エルドラージのキープ基準★
モダンのエルドラージは、ウギンの目か、エルドラージの寺院でキープする。
レガシーでもこれは変わらなくて、2マナランドがキープ基準である。

しかし環境がレガシーに変わると、2マナランドを16枚積める。
これが、エルドラージがレガシーで安定して戦える1つの理由だと思う。

そして、ウギンの目に頼らなくても強い動きが出来る。
例えば墳墓スタートで、エルドラージのミミックを1出してエンドしたとする。
返しに寺院などから難題をキャスト、通れば4点ダメージを与えられる。


○エルドラージはスーパーzoo○
上に書いたエルドラージの動き、何かあのデッキの動きに似てないだろうか?
そう、ナカティルを要するナヤzooのアクトに似ている。

ナカティル→賛美持ち(仮に猫魔導師にしておく)→パンチ4点→返しパンチ5点

のような動きが出来てしまう。
ハンドに干渉可能な分、エルドラージの方がzooより数倍タチが悪い。

しかも、強力な置物もあるので、コンボにかなりの耐性がある。

レガシーの歴史上、トップメタだったビートダウンは、マーベリックを除いてコンボ耐性がまるで無かった。
しかし、エルドラージは上記の点で、コンボに強い。

そういう点から見ても、レガシーの歴史上墓地を利用しない最強のビートダウンかもしれない。


☆エルドラージの対策☆
以下のアクトが有効なんじゃないかと、考えたり、リサーチしてみた。
本当に効くかどうかは、マッチ繰り返さないとまだわからないのであしからず。

○目くらまし○
これは、この所各所で言われている対策カード。
魂窟あるから完全な牽制にはならないけど、相手の最強アクトを1t遅らせられる。
相手のマナを1マナ分ジャンプさせてテンポを稼ぐ、本来の目くらましの使い方がブッ刺さる模様。

○タルモゴイフ、グルマグのアンコウ○
太鼓親和と同じで、自分より大きいサイズを出すとエルドラージ側は殴れなくなる。
ただし、これはメインのみ有効な対策カードで、サイド後はレリック追加で止まるため完全な対策にはなり得ないこともあるので注意。

○ランデス○
ウギンの目以外の2マナランドを叩くと、マナファクトがない場合エルドラージ側のテンポを崩し、マナスクリューを狙える。
目くらましを絡めたプレイが出来れば、おそらくこのプレイングも有効。
先手時のみぐらいしか狙うチャンスなさそうだけど。

○紅蓮地獄○
意外とありかもしれない。
ミミック、果てしなきもの、作り替えるもののタフネスは2以下なので、場合によっては間に合うのではないか。
少なくとも同じような構成上、親和は撃たれたら投了だったしね。

○エレファントグラス○
1マナだけど、チャリススタートじゃない場合なら、テンポ系で使えそう。
軽さは正義。
土地並んできたら、破棄すれば問題ない。

○罠の橋○
大本命。
置かれたら確実に相手は死ぬ。
一番まともな回答だと思う。
つまり、ビート系デッキはサイド後の茶破壊の点数が上がる。

○タバナクル○
多分これも刺さるが、不毛を絡めないとロックできない。
故に土地単のタバナクルが一番強そう。
グラシカルもあるし、土地単はエルドラージ有利でしょうね。

○POP○
エルドラージは死にます。
バーンが増えるとPostも煽りを食らうため、結局miracleはまだまだ勝つメタに変わりないかもね。


◇まとめ◇
エルドラージは、増えても親和と同じようにメタられれば勝ちきれないだろう。
しかし、今のメタなら十分に強いし、依然恐ろしい脅威に変わりない。

ただ、このデッキが流行ることによってmiracleを大きく牽制出来るなら、miracle中心のメタゲームが動くのは間違いない。

エルドラージ側も色を足したり、柔軟な構築が可能なので、互いが互いを牽制出来ればレガシーに少しは多様性が戻るのかもしれない。

結局は、自分が使い続けたデッキが一番強いという、そういうゲームにレガシーが変わっていくことを僕は切に願っている。

コメント

レン
2016年3月3日9:00

それでもエンチャントレスは許されないんすよねぇ( -∀-)

感染的にはメインの目くらまし、サイドに四肢切断と言ったところでしょうかね?

ポンダル
2016年3月3日11:05

ゆらいさん

そこでマナレスドレッジですよwww

ゆらい@白猫杯
2016年3月3日20:26

レンさん
そうなんですよね~。
BUG多くなりそうですし、エンチャントレスは厳しいですよね^_^;
エンチャントレス大好きなデッキなので、僕も歯がゆく思ってます涙

感染は、メイン目くらまし4になりましたね。
かわりに思案が0になってます。

このデッキの思案はほぼ常時サイドアウトするんで弱いんですよね。
感染の一番強いアクトって1tノーブルなので、先手取った際に序盤を安定させられる目くらましの方が強いと思います。

思案が欲しい対miracle時に、かわりにテフェリーの反応を試したいと思ってます。
カスケードやデルバーの不毛対策にもなるので多分強いはずですので。

四肢切断はまだ研究段階ですね。
トムロス積んでましたけど、使えるマッチアップが限られるので追加クロック出すプランが丸い気もします。

また時間あるときに、レシピ込みでアップしてみたいですね。

ゆらい@白猫杯
2016年3月3日20:34

ポンダルさん

ごめんなさい、レシピ上げてなかった(つд`)

エルドラージがレイライン積んでるので、マナレスキツいかもですね~。
レリックきてもマナレスは割ときついので。

LED型はワンチャンかな。
でも、エルドラージも、ドレッジもリアニと当たるとキツいので、最終的に勝ち進むのはリアニだろうなと思います。

エルドラージに目が行きすぎて、皆墓地対減らすでしょうからね。

ポンダル
2016年3月3日23:43

ゆらいさん

落ち着いたらでいいので記事まってまーす(^_^)

ゆらい@白猫杯
2016年3月4日0:27

ポンダルさん

今週までにアップします涙

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