レガシーBRリアニについて徒然と書いてみます。

Pt1.リアニってどんなデッキなの?

1.レガシーでの成立
アーキタイプ自体は昔からありましたが、本格的な成立は納墓解禁から。
実は納墓は元はレガシー禁止カードだったんですよね。

当時は神秘的な教示者が使えたので、禁止前に青黒リアニは結果を残しています。
デッキに採用されたチューターからもわかる通り、青黒リアニの元のコンセプトはシルバーバレットにありました。

このコンセプトは、神秘的な教示者レガシー禁止後、NPH登場まで続くことになります。

2.7ドロー戦略の確立
NPHは、劇的にリアニの戦略を変えました。
当時はハンドが尽きやすいデッキだったリアニですが、ジンギタクシアスの登場によって、ハンドアドバンテージ切れの概念が覆ったのです。
当時はMMsこと精神的つまづきも使えたため、非常に強力なデッキでした。

3.グリセルブランドの登場
Isd~Dkh間のレガシー、特にMMs禁止後はリアニはとても強力なデッキでした。
エルフや、ドレッジも数多くいたため、エリシュノーンも得たリアニは、コンボに強いコンボでした。

グリセルブランドは、リアニでは当初ブルーカウントの少なさなどから、スポイラー当時は別にいらない等色々な考察がされていました。
登場して1カ月程度でスニークが暴れだしたのも、向かい風だったかもしれません。
リアニにとって確実な強化でしたが、この当時のコンボ最強はスニークショーでした。

この頃Tinfinsは生まれていますが、日の目を見るのはRTR後になります。

そしてRTRで、ついにあのカードが登場することになります。

4.死儀礼のシャーマン、安らかなる眠りの登場
このカードがリリースされて変わったことは、墓地対の概念が覆ったことだと思います。
対策すべき対策カードが、全て置き換わっていく。
それぐらい、これらのカードは強かったのです。

また、流暢に構えた墓地対対策カードをすり抜ける死儀礼は、本当に嫌らしいカードでした。

これらのカードにより、リアニは7ドロー+カウンター(または、グッドファッティー+カウンター)戦略から、マナ加速戦略に本格的にシフトしていくことになります。

5.高速型の登場
高速型は、その後レガシー神挑戦者決定戦での挑戦者入賞により確立します。
Tinfinsと違う点は、ウィルなし高速型青黒(サイドよりウィル)+グッドファッティという方向性です。

この型は、一つの完成型であり、BR型が組上がる理由へと繋がっていきます。

6.大長の再評価、青なしグリセル戦略の確立
グリセルブランドは、実物提示により一つの戦略を確立しました。
第2のフィニッシャーを展開し、押すor蓋をする。

実はリアニの戦略は、実物提示とそう大差はありません。
エムラと組んだのが実物提示であり、Tinfinsなのです。

では、それが違う蓋ならどうか?
そうして再評価されたのが、別館の大長でした。

大長は青と組んだ際は、ターン数を過ぎるか、1t目にケアされると死に札になること+枠を取ることで弱いとされたカードでした。

しかし、手札を全て注いでグリセルブランドから繋ぐorオールイン戦略と非常に噛み合っていたカードだったと気付いたプレイヤーにより、その強さが次第に認知されていったのです。

B+OtherColor型は、日本ではAMCでも見かけられたデッキでした。
しかし、UB型が流行るにつれて、次第に数を減らした型でもあります。
それだけUB型が強かったんです。

その戦略と方向性がオールイン型になり、デッキが効率化された結果、tRという型でBRリアニは突如環境に姿をあらわすことになります。

7.BR型の確立
実をいうと、BR型は闇の隆盛時代に確立はしています。
完成を見たのは上記した通り、大長や、蓋カードに繋ぐ戦略の強さが認知され、それに特化した構築に変わったからです。

闇の隆盛当時、ドレッジの型に共鳴者なしの型がありました。
私はフィニッシャー2とアナライジス2を削った型のドレッジリストをAMCに残して、一時期構築の型を作りましたが、この頃共鳴者を全抜きした型も作られていました。

ざっくりいうと、上記の共鳴者抜き、シルバーバレット戦略がなくなったリアニが、BRリアニなのです。

Pt1は以上になります。
デッキの詳しい解説はpt2へ続きます。

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索