3/9(土)に行われました、白猫杯のデッキ分布です。

◆クロックパーミッション (16名)

○グリクシスデルバー 7名
○グリクシスプテラマンダー 1名
○URプテラマンダー 2名
○WUGプテラマンダー 1名
○カナディアンスレッショルド 1名
○感染 1名
○パトリオット 1名
○UBデスシャドウ 2名

◆石鍛治 (9名)

○UW石鍛治 3名
○UWB石鍛治 3名
○4Cマーベリック 1名
○UWノーゴイフ 1名
○デス&タックス 1名

◆コントロール(13名)

○UWミラクル 5名
○UWrミラクル 2名
○4Cレオヴォルド 5名
○UWBコントロール 1名
○BUGコントロール 1名
○URカウンターバーン 2名

◆非青ビートダウン (9名)

○エルドラージポスト 2名
○サリアストンピィ 1名
○8ラブル 2名
○BUGカスケード 1名
○ドレッジ 2名
○BWtr デットガイエイル 1名
○ 青ジャンド 1名

◆マリットレイジ (3名)

○ 土地単 1名
○BGデプス(ターボ) 1名
○BGデプス(スロウ) 1名

◆フェニックス (6名)

○フェニックスANT 3名
○フェニックスアライブ 3名

◆SaT (4名)

○UR SnT 2名
○UR Omni 2名

◆リアニメイト (3名)

○BR reanimate 1名
○UB reanimate 1名
○ ワールドゴージャー 1名

◆コンボ (4名)

○エンチャントレス 1名
○サルベイジャー 1名
○UGフードチェイン 1名
○URgペインター 1名

計67名。

【考察】
フェア系が大半を占める、非常に健全なメタゲームでした。

(1)存在感を見せた虚空の杯デッキ
当初予想していたメタの一角プリズンデッキは、わずか4名でしたがそのうち2名が入賞という好成績でした。

プリズンの使用人数が少なかった理由は
○競技プレイヤー層に固定ユーザーが多いこと
○ 地域によって使用ユーザーの人数に差があること
が理由かなと思っています。
300人規模の大会では、依然最大勢力だと思います。


(2)デルバーのメタゲーム
次にデルバーです。
今回はベスト16までに3名程度デルバーの方がいらっしゃいました。
今回のメタ上はコントロールと使用者同数の最大勢力でした。

現在は64名規模の大会であれば
○対同型
○対石鍛治
を意識する環境です。

それらデッキの強みが利きにくいURプテラマンダーは、メタ上でよい立ち居地だったようです。
今回はデッキの弱点ももあまり研究されていないせいか、かなり活躍していました。

個人的な見解として、グリクシスデルバーの対同系は
○対同型の後手時1tクロック→2t不毛をケア出来るか?

これに尽きると思います。

グリクシスデルバーは
○もみ消しが思考掃きに変わり、基本地形が無くなった型
が現在は主流です。

この型は高速でゲームが出来るようになった代わりに、上記の弱点を併せ持ちます。
神決定戦でもデルバーは依然最多勢力の一角だと思いますが、対同系の戦い方が今後も大事になってくると思います。


(3)石鍛冶の復権
グリクシスデルバーの対メタデッキ筆頭はデス&タックスだと思います。
火力の使い方にコツがありますが、デスライトを失って苦手意識を持つプレイヤーも増えたようです。
今回デスタクが多くなかった理由は、ミラクルにより戦える青白を選択したプレイヤーが多かったからではないかと思います。

そんな石鍛冶デッキですが、コラガンの命令、古の遺恨という天敵カードがあります。
古の遺恨は使用カラーのデッキがほぼドレッジのみになり、コラガンの命令はそれを使用するグリクシスコントロールの母数が減少したため、再度復権してきたようです。

個人的にもみ消しもあまり見かけないため、勝ち上がっているのかなという印象を受けました。

サイド後は紅蓮破、赤霊破が飛んでくる環境なため、精神ジェイスの採用枚数は標準枚数の2枚程度に抑えられています。
基本に返れが効く環境のため、ジェイスを出すまでにリソースを消費させるとほぼ守りきれることも大きな理由のひとつではないかな、と思います。


(4)ミラクルとグリクシスコントロール
最も同じ型のデッキが生まれやすいのがデルバーなら、最も自分が出やすいデッキはミラクルや、グリクシスコントロールだと言えるのではないでしょうか?

ミラクルはGRNから任務説明を獲得し、外科的を入れてくる相手に対して擬似的な耐性を得ました。

対してグリクシスコントロールはあまり有効牌を獲得できていませんが、その分構成やプレイングを練ることで再び表舞台へ上がってきたようです。

灯争対戦で一番強化恩恵を得やすいのは4マナまで伸びるアグロ、コントロールなので、今後の構築からも目が離せないと思います。


(5)コンボの躍動
今回はフェア中心のメタゲームでしたが、4勝2敗ラインには実はコンボデッキが多く犇いていました。

現在のコンボ筆頭は
○BGスロウデプス
だと思います。

ただ、当然これを使われる側のユーザーは強く意識します。

多くのデッキでサイドから外れていた真髄の針。
(昨年12月のGPごろはスニークメタで使われていましたが)
再びサイドに雇用され始めています。

DDに不利を取るグリクシスデルバーは、マリットレイジを処理するため悪魔の布告を2枚以下には出来ないでしょう。

全除去として、再びイゼットの静電術師も採用率が上がっているため、速度の速いBGターボデプスも再びメタ上に帰ってきている環境のようです。


次に対策されにくいコンボとして私が密かに注目しているデッキがあります。
○LEDドレッジ
です。

ドレッジは死儀礼のシャーマンにより、長らく眠りについていました。
赤いデルバーに対しても通常不利が付くためです。

それらの弱点が
○死儀礼のシャーマン禁止後の墓地対策が外科的摘出になる→沈黙の墓石が利く
○這い寄る恐怖により、デルバーで殴られたターンを巻き戻せる

ようになり、かなりメタ位置が好転しました。
輪作ボジューカだけは変わらずどうしようもありませんが、現在の立ち位置はかなり良好といえるでしょう。
フェアだらけの環境なら、安定した勝率を叩き出すはずです。


最後に、ここ最近のデッキで最も躍進を遂げている
○フェニックスアライブ
について記載します。

主にUBRのグリクシスカラーでまとめられていますが、フェニックスの誘発用スペルが複数存在するANTに採用された型が今回多く見られました。

○BRカラーは、サイドから他デッキのパーツを組み込みやすい
ですが、結果からそれを再認識した一日でした。


如何でしたでしょうか?
次回は、大会考察記事などをあげていく予定です。

まだまだ企画は続きますのでお楽しみに!

ゆらい

コメント

なおすけ まべ太郎
2019年3月15日23:33

これ求めてました!(*´꒳`*)ありがとござます!

ゆらい@白猫杯
2019年3月16日1:38

なおさん
ありがとうございます!
大会記録ちゃんと残していきますね!

48
2019年3月25日14:30

こーゆー情報助かります!
プリズンはドブンのイメージ強いから、あんまり使う人いないですよねー

ゆらい@白猫杯
2019年3月26日3:24

48さん
僕がレガシー始めた頃のプリズンはそんなイメージでしたが、そんなイメージを180度変えたのは48さんだと思っています。
8ラブル軸になり更に進化しましたが、キープとプレイ手順の鋭さはいつ見てもお見事です。

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